4年間じっくり寝かした一品 燗部門でダブルの栄冠 竹原・藤井酒造
竹原市本町の藤井酒造の純米酒「龍勢山廃仕込み雄町純米19BY」が第8回日本全国美酒鑑評会で燗部門最高位の大賞、スローフードジャパン燗酒コンテストで金賞と、ダブルの栄冠に輝いた。
日本酒は四季を通して熟成され、まろやかな口当たりになる飲み物。コンテストに出品した酒は4年間じっくり寝かした一品。自然の乳酸菌を利用し発酵させた山廃仕込み醸造の日本酒は一本一本を子どものように大事に育てている。
蔵元・藤井善文さんは「日本酒は燗で飲むと香りが増し、酒本来の良さがはっきり分かる。燗は料理でさらにおいしく飲める。じっくり湯で人肌まで温めた酒は体にやさしく入っていく。これからも日本酒の良い文化を伝え、より自然の力を生かす酒造りに力をいれる。来年は龍年。龍勢で世の中を盛り上げていきたい」と力強く話す。
うまい酒を飲む活動で11月27日にはぐい呑みを作る会を開く。
問い合わせ同酒造0846—22—2029へ。
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