osake no unchiku 01
お酒は水分補給にならない
お酒は、水分補給にはなりません。その理由の一つがアルコールの利尿作用です。アルコールを飲めば飲むほど脱水状態を招くことになるため、要注意。
脱水を防ぐには、水を小まめに飲むことに尽きます。日本酒を飲みながら合間に飲む水を「和らぎ水」と言います。アルコールの血中濃度を下げる効果もあり、酔いの速度が緩やかになります。
osake no unchiku 02
適量飲酒は健康維持に役立つ
古くから「酒は百薬の長」と言われ、適量飲酒が健康維持に役立つといわれてきました。東広島市にある酒類総合研究所が実験を行った結果、低濃度(1%)のアルコールを摂取したマウスやラットは老化しにくく、肝障害にもなりにくいことが分かりました。病気の種類で異なりますが、全くお酒を飲まない人に比べて、少しお酒を飲む人の方が、リスクが低いことを示しています。
ただし、飲み過ぎると、飲まない人に比べてリスクは高まります。つまり、こつを押さえてこそ、健康にも一役買うことができるのです。
また、アルコールそのものにリラックス効果があることも分かっています。日本酒の香りがその効果を増幅。特に吟醸酒には果実のような特有の香りがあり、癒やし効果がますます高まります。
osake no unchiku 03
日本酒とチーズの相性はばっちり
チーズに合うお酒はワイン、と思いがちですが、チーズと日本酒の相性が良いことをご存じですか。チーズを食べた後に日本酒を飲むと、うま味やコク味が口に残り「チーズそのものの味がよく分かる」ことが科学的に裏付けられています。
osake no unchiku 04
東広島市では日本酒で乾杯が当たり前
東広島市では平成25年7月1日から「東広島市日本酒の普及の促進に関する条例」を施行しています。この条例は、東広島市の伝統産業である日本酒による乾杯の習慣を広めることにより、日本文化への理解を深めてもらうことが目的です。
「日本酒で乾杯条例」と呼ばれており、東広島市では、日本酒で乾杯してから始まる宴会が多くあります。
osake no unchiku 05
全国から約1000銘柄も集まるまつり
「酒まつり」は、毎年10月にJR西条駅南側一帯で開かれる、東広島市を代表するまつりです。2日間で約20万人以上の来場者でにぎわいます。日本酒を飲む大人はもちろん、子どもは酒づくりや郷土を表現したステージを披露するなど、老若男女がまつりを楽しみます。
酒まつりの目玉「酒ひろば」では全国の1000銘柄近い日本酒が1カ所に集められ、多くの人が飲み比べたり、目当ての酒を堪能したりします。
osake no unchiku 06
酒好きなタヌキが市の観光マスコット
東広島市観光マスコット「のん太」は、お酒好きのタヌキがモデル。西条町に伝わる「タヌキが和尚に化けて、お灸で村の人を助け、そのお礼でお酒を買っていた」という民話「旦過寺のタヌキ和尚」をもとにしています。
性別はオスではなく「男の子」とのこと。好物は日本酒や、お酒にまつわる料理やスイーツ。お酒が入るとついついいたずらをしてしまうのん気で陽気な性格。東広島市で行われるイベントでは盛り上げ役として活躍しています。
年俸は日本酒3本(2020年8月現在)。今後の活躍次第ではもっと増えるかもしれませんね。
市内には、のん太がデザインされたマンホール、バス、ポストなどがあります。
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