西条の酒まつり 経済効果は32・6億円
昨年の酒まつり。酒蔵通りを埋める来場者
東広島市観光協会は1月6日、昨年10月にJR西条駅周辺で開催された「酒まつり」で県内の経済波及効果が約32億6000万円に上ったとの試算を発表した。同調査は今回が初めて。
酒まつりは観光協会が主催し、昨年が25回目。2日間で延べ約25万人が来場した。
調査はひろぎん経済研究所に委託。経済波及効果の内訳は、県内での購入や宿泊などによる「直接効果」が約19億9400万円、原材料や外注サービスを発注することに伴う「間接1次効果」が約7億9000万円。
直接効果と間接1次効果で賃金を得た人が県内で消費に使う「間接2次効果」が約4億7500万円と推計された。
来場者の内訳は、県内客が89・7%、県外客が10・3%だった。総数のうち日帰り客が22万6473人、宿泊客が2万3527人。県内での一人当たりの支出は日帰り客が5953円、宿泊客2万8420円だった。
東広島市観光協会は「県経済への影響は大きなものだと評価できると自負している。まつりは地域の発展、まちのにぎわいづくりに寄与できる『地域の財産』と多くの人たちに再認識してもらい、継続していきたい」としている。 (橋本)
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