【東広島市重要文化財】
史料的・美術的にも貴重な文化財といえば
『新宮神社本殿』
東広島市西条町寺家にある新宮神社。
のどかで、静かなこの場所に、毎年多くの人が参拝に訪れます。
▼詳しい場所はこちら
看板を目印に…
進んで…
進んでいくと…
到着します。
左手と奥に駐車場があります。
とてもきれいな神社です。
手を清めて…
参拝します。
・家内安全
・商売繁盛
・交通安全
・社内安全
・厄払い
・七五三
・社運隆昌等諸祈願祭 など
人によって願い事は違えども、このスポットに足を踏み入れると、不思議な力がみなぎってくるようです。
本殿は、東広島市の重要文化財に指定されています。
本殿の説明を転載します。
境内の写真と共にお楽しみください。
『新宮神社本殿』
Shingu-Jinja main shrine
―東広島市重要文化財―
新宮神社は、もと熊野新宮と賀茂神社であったのが賀茂神社が消失したために相殿としたといいます。寛延3年(1750年)銘の棟札の裏に本殿建立の沿革が記されています。それによると大同(だいどう)2年=807年=、天喜(てんぎ)4年=1056年=、徳治(とくじ)=1307年、永禄(えいろく)12年=1569年=に造営があり、現在の本殿が寛延3年の再建ということが分かります。
また、本殿内の木造随身(ずいしん)像及び獅子狛犬(ししこまいぬ)は徳治2年、本殿の正面中央の板扉は永禄12年のものです。
本殿は平面の吹放(ふきはな)ちといって、前面一間に壁がなく柱だけの、この地方では典型的な形式です。
屋根は入母屋造(いりもやづくり)で、市内で一般的な流造(ながれづくり)とは異なっています。この時代の本殿としては大変装飾的で、特に組物(くみもの)を二手先(ふたてさき)とし、唐様(鎌倉時代に中国から伝わった建築様式)の尾垂木(おたるき)を入れているのは広島県内で最初の例で、神社本殿の発展の先端を行くものといえます。
組物のほかにも唐様(からよう)の意匠が目立ち、そのほか龍や麒麟(きりん)の丸彫、虎の透かし彫などの彫刻も多く用いられています。
この本堂は意匠が優れていて、装飾性の高い本殿の先駆けとなっていることから史料的価値が高く、また良質で太い欅材(けやき)を使用しているために保存状態が極めて良く、美術的価値も非常に高い貴重な文化財です。
―平成4年(1992年)3月31日 東広島市教育委員会―
何度でも足を運びたくなる
そんな「新宮神社」を紹介しました♪
新宮神社
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